スライドテンプレートを作成しました

こんにちは、デザイナーの丹上です。
普段は「話・連載サービス」のUIのメインデザイナーを主に担当しています。
私については採用サイトでも紹介されているので興味がある方はそちらをご覧くださいませ〜。

さて今回は、社内で使用するスライドマスターのデザインフルリニューアルを、デザイナーの荒木と一緒に担当したので、社内の雰囲気も混じえながら紹介をしていきます。

1.作成経緯

もともと全社的につかっているスライドのデザインが、グループごとにバラバラで統一感がない状態でした。
また、「全社的に共通で使えるものが欲しいよね」という意見がたびたび出ていました。
そこで、ある日の社長の号令のもと、ブックウォーカー社のブランディングの一貫を目的としてデザイナーの有志で作成することにしました。

課題ex)ロゴが古いものであったり、レイアウトが違う、フォント選びも迷う、色使いも迷う、各グループで思い思いのデザインを使っている・・・etc…

9/8全社集会のSlackにて、スピード感のある案件が発生した瞬間

9/8全社集会のSlackにて、スピード感のある案件が発生した瞬間

※社長とも部長とも距離が近いのがブックウォーカーの良いところです(・v・)

2.いざ案件スタート

作成経緯の画像の通り、デザイン部の部長が期限を先に宣言してしまったので大変スピード感のあるスタートとなりました。また、私と荒木がそれぞれ「スライドマスターを作りたいです」というアピールをしていたためにすぐにアサイン決定。
そのまま、役割分担のMTGと簡単な流れの擦り合わせ、進め方の擦り合わせ、大体のスケジュールを立ててデザイン開始となりました。今回は日数も少なかったこととデザイナー発信で始まったこともあり、ディレクターはなしで私が取りまとめも担当しました。(その間わずか1日!)
荒木は他グループ向けスライドマスターの作成経験者だったので、率先して当時の情報や知見を共有してくださりとても助かりました。感謝!!

※当時の議事録

※当時の議事録

最初に4案作成して方向性を絞ろうということになり以下の担当分けになりました。

#荒木担当

  • コーポレートサイトを意識したデザイン
    • 同時進行で別で動いていたので
  • 柔らかい印象デザイン
    • not可愛い
    • 模様を入れる
    • うるさくない程度に

#丹上担当

  • 現状のブラッシュアップ
    • シンプル
    • 色変え展開あり
    • 汎用系
  • 洒落てるぜデザイン
    • 表紙の入れ方とか
    • あくまでビジネス的な程度
    • 社外に出しても恥ずかしくないように

※余力があれば追加で1案程度それぞれ自由に作成

3.短期間でもレビュー会とブラッシュアップを実施

短期間、少人数で始まったこの案件ですが、方向性を探りつつ試作品を作成しながら進めました。
進める中でスケジュールの調整も行いつつ、何度も他のデザイナーなどに協力してもらいレビュー会を行いました。
そこで出たフィードバックを反映してブラッシュアップしたものを、デザイン趣意と共にボードメンバーに提出し、またブラッシュアップを繰り返して最終案に近づけていきました。

※当時のブラッシュアップの流れの一部

※当時のブラッシュアップの流れの一部

4.最終デザインは3色セットに決定

何度かブラッシュアップを繰り返し、最終的に2案まで絞られました。
そのどちらを採用するかは作成担当したデザイナー2人と部長で決めることになりました。

最終的に絞られた2案

最終的に絞られた2案

結果、ブックウォーカーとして「本を扱うグループ以外でも使えるように」ということで私が作成したE案が採用されました。

E案の趣意

  • 会社的に濃紺のイメージが強いが、「濃紺=硬い」印象になるので、ロゴの黄みがかった青に寄せた。
  • 「ブックウォーカー」といえばたくさんの本のイメージ!カラフル!ということで、本を開いた時のような、「紙が重なっている状態」をイメージしたあしらいを採用。
    どんな場面でどんな人でも使いやすいを意識した。
  • 本文内はどんなレイアウトにも対応できるよう、あしらいと必要最低限のパーツでレイアウトした。

E案では3色展開することが前提だったので、採用決定後に色味の調整やカラー展開を作成しました。

  • 青色テーマ=BOOK☆WALKER系、
  • 赤色テーマ=GeeXPlusなど
  • 緑色テーマ=ニコニコ漫画・読書メーター系など

といったサービスごとの特色を継承できると想定しました。

最終デザイン

最終デザイン

今回作成したスライドマスターを使用してもらうことにより、今後はある程度の社内資料の一貫性を保つことができると考えます。
また、各事業部の方が使うことを想定して、配布するスライドマスターのテーマの中に使い方やサンプルを詳細に作成しました。それにより、個別にインプットする手間も省くことができました。目標であった下期のキックオフになんとか間に合い、たくさんの方に特につまづくことなく使っていただけました。

いやーほんと間に合ってよかったです。
荒木と悩みながら、時には上長に相談しながら進めてきたので、キックオフのslackでも作成したことへの感謝の言葉や感想が聞けて、作ってよかったなあと思いました。
因みに、サンプルや使用方法についてもレビュー会を実施済みです。(ある意味、使用する上でのUXの最適化に成功したと思っています!)

スライドマスター上のデザインルールまで作成して対応完了

スライドマスター上のデザインルールまで作成して対応完了

5.まとめ

今回作成したスライドマスターは全社的に使うものなので、今後使われていくうちに改善点など出てくると思うので、都度対応していく予定です。また、せっかく作成したのでより使ってもらえるように、デザイナーがレクチャー会などをしようと計画しています。
今回は普段とは違う、デザイナー主導で始まった案件の進め方として、スライドマスターの案件をご紹介しました!こんな風に「こうしたい!」がダイレクトにできるのがブックウォーカーのいいところだと思います。

ブックウォーカーでは現在デザイナーを募集しています。
興味がある方はぜひ一緒に働きませんか?
詳しくは採用サイトからご応募お待ちしております!