デザイン力UP! おすすめ本を紹介します

こんにちは!デザイナーの荒木です。

今回からサービスデザイン部で紹介されたLTを紹介していきます。

第1弾は「おすすめのデザイン本」を紹介したデザイナー2名のLTを紹介!

「デザインを勉強したいけど、どんな本で勉強すればいいか分からない」や「デザインの引き出しが少ない」といった悩みをお持ちの方にぴったりな本を合計4冊、紹介していきます。

もし「LTって何?」や「LTでどんなことしているの?」ということが気になる方は、下記の記事も合わせて是非ご覧ください。

【目次】

1.ロジックでデザインの基本を理解しよう

まず1冊目は「デザイン力の基本」という本です。

「なんとなく、感覚で作る」ではなく、作り始める前の「調査」や「課題」を明確にする大切さ、そして「誰が見る・何を伝えたい」と言った目的の設定方法などが紹介されています。

「簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本」LT資料

LT資料にもあるように「デザインはロジックに考える」という、ビジネスにおいて大事な基本がぎっしり詰まった本です。恥ずかしながら私はまだこの本を読んだことがないのですが、本の目次を見るだけでもなかなか勉強になります。

例えば:

・「これは違うよね」を決める

いらないものを捨てる(分けるか、捨てる)

・サブカラーは機能的に選ぶのがポイント など。

Webページや広告バナーなど、デザインレビューの際に「なんでこういうデザインにしたの?」と聞かれた際に「な、なんとなく良いなって思って…」と、しどろもどろに答えていた時期を思い出すと、個人的にとても心に染みる言葉ばかりです(笑)

弊社サービス「読書メーター」では試し読みやレビューの確認、そして気になった本を登録することができるので、気になった方はぜひ確認してみてください。

2.目的に合わせたWebデザインに!良質見本帳

2冊目は「Webデザイン良質見本帳」です。

Webデザインを作る上での基礎も載っているのですが、何よりありがたいのがデザインパターンの多さ。「印象から考える」や「業種・ジャンル別で考える」といった、様々なケースに沿ったデザインパターンが、詳しい解説と一緒に掲載されています。

「目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集 Webデザイン良質見本帳」LT資料

私はBOOK☆WALKERに入社してからWebデザインを勉強し始めたのですが、構成や色の基礎知識を学びながらデザインパターンが見られるこの本は今でも重宝しています。初心者にとっては最高の教科書、中堅デザイナーにとってはデザイン案を考える際にピッタリな1冊です。

3.デザインは「余白」が9割

続いては「けっきょく、よはく。」です。

どんなに素敵な装飾が散りばめられていても、意図的に余白をコントロールしないと、伝えたいデザイン・印象も伝わらない。いわゆる引き算のデザインを、NG&OK例を比較しながら紹介してくれる1冊です。

「けっきょく、よはく。」LT資料

LT資料にもあるように「後輩デザイナーが作ったデザインのどこを改善すべきか、先輩デザイナーが指摘しながら解説する」といった構成になっているため、このLTを発表したデザイナーは、実務でどうレビューするかという学びにもこの本を活かしていたそうです。

4.そのあしらい、古くない?

最後は「あたらしい、あしらい。」です。

先ほど紹介した「けっきょく、よはく」と同じ会社が出版した本で、こちらは2人目のデザイナーが紹介した1冊です。

「あたらしい、あしらい。」表紙

小さく書かれた「その言い方、キツくない?」にクスリと笑うと同時に、ちょっと共感できますね(笑)

LT資料で本の内容を一部画像付きで説明している部分もあるため、紹介された内容(この本の魅力)は、テキストで3点お伝えします。

1. NG&OK例の比較で分かりやすい

「けっきょく、よはく。」と同様、この本も「後輩のデザインを、先輩が指摘・解説する」という構成になっています。後輩の「NG例」と、先輩の「OK例」が並んだ状態で解説されるため「どこのあしらいが古く見えるか」をぱっと見で理解できる構成となっています。

そしてNG&OKの2つだけでなく、OK例がさらに3~4つパターン別で掲載されているため「同じテーマ・訴求内容でも、こんなに雰囲気の違うパターンで作れるのか…!」と、さらに勉強になります。

2. NG例がそこまでダサくない

後輩デザイナーのNG例でも「そんなに悪くないのでは…?」「これ、私も普段のデザインでやっているのでは…?」と身近に感じるデザイン例となっているため、さらに良いデザインにするためのOK例がより勉強になります。あなたの普段のデザインの改善点が見つかること間違いなしです。

3. 何より、この本のデザインが良い

最後にこの言葉で発表が締められたのですが、まさしくその通り。文字ではなく実例・絵での説明がメインのため「どういう風にデザインすると良いか」がとてもイメージしやすい1冊です。

最後に

サービスデザイン部・デザイナーおすすめの本、いかがでしたでしょうか?

個人的に、同じチームのデザイナーがおすすめする本を見ると「だからこの人は、こういうデザインが得意なのか!」と納得したLT発表でした。

1~3冊目の本を紹介したデザイナーは、デザインレビューで「こういう構成・装飾が良いかもしれない、なぜなら…」と必ず論理的に説明をしており、また4冊目の本を紹介したデザイナーは、どんな雰囲気・テーマのLPやバナーでも、一目で「素敵!」と感じるデザインを多く作っています。

これからデザインを学ぶ方も、すでにデザインを仕事にされている方も、ぜひこちらの本を参考に、素敵なデザインライフを一緒に目指しましょう…!

そして読まれた方は、ぜひ「読書メーター」にレビューを投稿していただけますと幸いです(笑)