RSGT2024に参加しました

こんにちは、メディアサービス開発部 Webアプリケーション開発課のyotaです。 2024/01/10 - 2024/01/12の日程で Regional Scrum Gathering Tokyo 2024(以下RSGT2024)が開催されました。 RSGT2024には弊社からは複数名で参加できました。

この記事ではRSGT2024へ複数名で参加するにあたってやったことについてお話します。

参加前の準備

RSGTは熱量が高く、廊下での立ち話に代表されるような参加者同士の交流も活発に行われる特徴があります。 このようなカンファレンスに参加することが初めてのメンバーも多かったので、過去の参加経験から現地ではどのようなことがあったかを共有しました。

共有した内容としてはcoaches clinicについて紹介したり、廊下で行われること、Discordが活発なのでセッションを聞いている際に開いておくと面白いこと、各日程の終わりには有志で交流会が開催されることが多いといったことなどになります。 他にはTips的に、ネット環境は用意しておいた方が良い、提供されるコーヒーがとても美味しい、Macの人は電源刺さらないかもだから延長コードあったほうが良いかも、場合によってはzoom見ることになる可能性があるからイヤホンは持っていった方が良いかも、あたりをワイワイと話していました。

RSGT開催前からワイワイできました。

RSGT2024へ参加

現地チケットを保持していたのですが、事情がありDay1/Day2はオンライン参加に切り替えました。 現地の熱量を直接感じられる機会が減ってしまいましたが、オンライン参加を体験できたのは良かったです。 セッションを聞くだけなら環境の整っている場所の方が良いのはそうだなぁと思った一方で、会社のメンバーと一緒に参加者と交流するタイミングがなくなってしまったことは残念なポイントでした。

Day3は現地参加できたので、参加者との交流だったりOSTへのテーマ参加など現地での体験を全力で楽しみました。 OSTでは「沖縄でTDDの勉強会を開催したいけどどうしたらいい?」というテーマに参加して、開催しているtddyyχという勉強会やCoderetreatで得た知見を共有しました。 沖縄での勉強会開催を楽しみにしています。

また、Day3ではついに会社のメンバーと話すタイミングがあり、「めちゃくちゃ勉強になるし楽しいです」という反応を貰い「ですよね!」と同調していました。 このような話ができただけでも大きな収穫だったと感じています。

RSGT2024に参加してのふりかえり

参加した後はふりかえりです。 雑談のように進めることが好きなので、特に何らかのフレームワークを使うというわけではなく実施しました。 scrapboxに各々がメモしつつ話したいことを話す流れです。 時間は足りなくなるしscrapboxに書いてるけど時間的に話せないことは出るしでだいぶ盛り上がりました。

熱量が高いカンファレンス中はハイになってしまい、翌週出社した際に周囲との温度差を感じることはあるあるかと思います。 RSGT運営の川口さんが確か「温度差で火傷する」みたいなことを仰っていて、いい表現だなと感じました。

同じ場所で刺激的な体験をしたという共通の経験ができることで、会社に戻っても「あの時のあの感じ」を話せる人が居ることはとても心強いです。 火傷しっぱなしにならずに処置できるようになる感覚でしょうか。 ふりかえりの盛り上がりから、今後も会社のメンバーと共に色々な体験を共有して行きたいと改めて感じました。

参加したメンバーからの感想

最後にメンバーからの参加した感想を記載します。

shimu

昨年オンサイトのスクラムマスター研修を受講し、現地参加の良さを痛感していたので今回のRSGTも現地参加を狙っていました。 が、販売開始とともにチケットが売り切れ泣く泣くオンライン参加に。 しかし実際オンラインで参加してみるとセッション間の移動は楽ですしdiscordの会話も活発で、とても有意義な3日間を過ごすことができました。

私は開発進行管理を担当する開発ディレクターですが、各セッションは非エンジニアにも配慮された内容でしたし、開発進行上の「あるある」が明確に言語化されていて「よくここまでわかりやすく言語化できるな」と感心しきり。 また、私は受託案件をメインで担当しているため、「受託案件でスクラムする場合はクライアントとの信頼構築が最優先。期日をまずは守ろう」というセッションにも共感できましたし、「期日を守る為にコードレビューやペアプロを諦めた結果、チームが崩壊した」セッションも胃がキリキリしました。

今までRSGTというとエンジニアメインのイベントというイメージがありましたが、スクラムに関わる非エンジニアも参加することで、スクラムの利点をより活かす開発体制にできるのではと思います。 今回の様々なセッションで学んだ事例と対策を、そのまま自身のプロジェクトに適用することはできないですが、解決につながる糸口や考え方をたくさん持ち帰ることができました。 次は是非現地参加できればと思います。

fukushimat

私は根っからのエンジニアで、技術系以外のカンファレンスは今回が初めてでした。

参加する前は漠然とプロジェクト管理の話なんだろうなくらいの認識でしたが、 いざ参加してみると、スプリント計画の在り方や良いチームの作り方など実例を交えた話があり、胸を打たれるような体験が多くありました。

この会の参加を通じて、自分はスクラム自体や日々のスプリントに対しての理解が薄かったことを再認識しました。 今後RSGTで得た知見をもとにチームをよりよい方向に導ければと思います。

相生ゆら

普段はRubyコミュニティによく顔を出していて、他のコミュニティのカンファレンスがどういう空気感なのか興味があったので参加してみました。

スクラムについてはほとんどなんとなく使っているような感じで、どのように活用すればより有効に使えるのか、使うことで何が嬉しいのかなどは全く意識していない状態でした。 今回参加したことでスクラムとは?という基礎知識だけではなく、開発を行っていくにあたって何を重視していけばよいかなどの意識も変わったように思います。 価値や品質の解像度が上がり、普段の業務や個人的な開発の優先度の指標が少し明確になりました。

また、コミュニティとしても優しい人が多く、参加者やスポンサー含めて全員で盛り上げようという雰囲気を感じました。 初めて参加し、ほとんど知り合いのいない状態での参加でしたが多くの人と交流が出来てとても楽しかったです。 実際に社内でも試してみたい内容のセッションもいくつかあったので、周囲に相談の上で実際に試せたらいいなと思います。

大場

アプリ開発エンジニアの大場です。

RSGTはスクラム開発がメインテーマだとは思うものの、コミュニケーションや組織開発など、広いテーマでセッションが並び、どれを聞こうかととても迷いました。

またRSGTは単にセッションを聞くだけではなく、参加者同士の交流も重要なテーマの一つなのですが、RSGT自体に参加者間の会話を促すための仕掛けがたくさん用意されており、非常に助かりました。(私自身、普段は他人に積極的に話しかけるタイプではありませんが、この仕掛けのおかげで非常に心地よかったです。)

セッションや参加者との会話を通してたくさんモチベーションを頂いたので、2024年はフル充電の状態でスタートダッシュを切ることが出来そうです!

まとめ

本記事では2024/01/10-2024/01/12に開催された RSGT2024へ参加したことについてお話しました。

これからセッション動画を会社の中で同時視聴会し、社内にも徐々に情熱や知識を広げていこうと思います。 スタッフの方々、参加者の方々、本当にありがとうございました。

ブックウォーカーでは物理・電子・Web連載問わず漫画や本が好き、プロダクト作りに情熱を持っている方を募集しています。
興味がありましたらぜひ下記採用情報ページより、カジュアル面談からでもご連絡ください。

https://www.bookwalker.co.jp/recruit/