WebデザイナーからUIデザイナーに転向した話

こんにちは。デザイナーのNです。
以前ブログデザインリニューアルのブログを執筆したものです(よかったらこちらもぜひ!)

さて、早速ですが今回はタイトルの通り私の「WebデザイナーからUIデザイナーに転向した話」をしようかと思います。
もしこれからUIデザイナーに転向したいなと思われる方がいればぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

そもそも何でUIデザイナーに転向したのか

まず前提として今までの私の経歴をざっくりお話しすると

新卒入社(Webデザイナー)

転職一社目(Webデザイナー)

現在 ブックウォーカー(UIデザイナー)

という感じです。

こちらを見てもはっきりとお分かりになると思うのですが、
実は私はブックウォーカーに入社してから初めてUIデザイナーという職種にチェンジしました。

長らくWebデザイナーでありながら常に日頃からUIについてもう少し深く知りたいなー、関わりたいなーと思うことはありました。
がしかし、明確に「UIデザイナーになりたい」と考えるようになったのは
正直にいうと転職を考えはじめたのがきっかけでした。

毎日転職サイトを見れどみれど、募集要項は「UIデザイナー」ばかり…。

「どうにかUIデザイナー未経験でも採用してくれるところ…!」と飛び込んだのが今の会社、ブックウォーカーでした。

WebデザイナーとUIデザイナーの違いって?

WebデザイナーだってUIのことを考えないわけではないし、
UIデザイナーだってWEBのことを考えないわけではない。

果たしてこの違いって何だろう?と思うのですが、私が感じた違いは大きく2つです。

  1. ツールの違い
  2. どこを作り込むかの違い

まず

1.ツールの違い

私が新卒で入社した会社(Webデザイン)では主にPhotoshopでデザインしていました。
現在(UIデザイン)では主にFigmaでデザインしています。
このツールの違いが2の「どこを作り込むかの違い」に関係してくるのです。

2.どこを作り込むかの違い

Webデザインでは制作時にそのコンセプトに合ったビジュアルの作り込みをします。
そのため先ほどあげたPhotoshopのようなツールが適していました。
二社目の時にはサイトの組み立て自体はXDに移行していましたが、メインビジュアルや素材作りはやはりPhotoshopの方が自由度が高かったように思います。

一方現在ではほぼFigmaしか使用していません。

というのも UIデザインというのはWEBデザインとは違って、
シンプルでどんなユーザーにもフレンドリーなサイト設計をすることがメインになっているからです。

そのためビジュアルを作り込むというより逆に要素を削ぎ落とし、ある意味機械的なデザインを作成するにはFigmaのようなツールがとても便利なのです。

WebデザイナーからUIデザイナーになったときのギャップ、苦労したこと

・フレンドリーなデザインって難しい

LPなどのサイト制作は「全人類に刺さるものを作る」ようなことは少ないと思います。

ある程度狭いターゲティングが決められていて、
その人たちに刺さるような可愛かったり、尖っていたり、落ち着いたデザインだったり…

それを考えるのもデザイナー冥利につきますよね。

しかしUIデザインの場合は老若男女、どんな方でも使いやすくストレスフリーなデザインにする必要があります。
そのため色んなユーザーの気持ちを想像したり配慮しなくてはいけないのです。

たとえ作り手の「私」が「20代後半のただのOL」だとしても、「スマホを持ちはじめた中学生」の気持ちも「パソコンしか利用しない70代」の気持ちも考えなくてなりません。

また制作側が「考えつくした!」と思っていてもいざリリースしてユーザーに届いたとき初めて「ここが考慮不足だった」など気付かされることも多々あります。

常に画面の向こう側のユーザーを考える必要があり自身の想像力が試されるところが楽しくもあり難しくもありました。

・使用ソフトの変更は脳みその切り替えが必要

また使用ツールの変化も地味に大変でした。

figmaというデザインソフトは慣れてみるとかなり便利ではあるのですがPhotoshopとはだいぶ操作感が異なり…(現在も進行形で勉強中です…。)

ただブックウォーカーにはFigmaハックを知っている人が多く在籍しているため、私自身日々教えてもらって技を習得しています。
(ですのでFigmaを使ったことがないからと言ってUIデザイナーになれないなんてことは全くありませんよ〜!)

UIデザイナーのゴールとは

「何を持ってして完璧なUIデザイナーになれるのか」。
持論にはなりますがUIデザイナーにゴールはないんじゃないのかなと思います。

というのもUI自体がそのときその時代の時流や、使用ツール、性別、年齢、さまざまな要素がかけ合わさってかなり流動的だからです。

この前使いやすいとされていたUIデザインが少したてば使いにくいと思われたり、
もっと良い解決方法が出たり…。

そうしてサービスもユーザーもいろんな方向に育つ可能性があります。

そうした流れに置いてかれないよう我々UIデザイナーも一緒に進化・成長していく必要があるのです。

最後に

Webデザイナー→UIデザイナー転向記の個人的経験談でしたがいかがでしょうか。

また弊社ではUIデザイナーを随時募集しております。

Webデザイナーからの転向を考えている方、または電子書籍のUIデザインにご興味がある方、ぜひお待ちしております〜!
みなさまいつでも大歓迎です。

ぜひ一緒に楽しくつよつよUIデザイナーを目指していきましょう〜〜〜!

www.bookwalker.co.jp