こんにちは。UIデザイナーの田中です。
私はこれまでバナーやLPのデザインを担当していましたが、昨年9月頃から読書メーターや業務管理ツールのUIデザインをメインに担当する事となりました。
しかし、私は大変困りました。
「UI・UXむずかしいよ!」
そう、私はUI・UXデザインの基本的な知識をインプットする必要があったのです!
この記事では、私がインプットのために読んだ本の中でも特に「UI・UXデザインをはじめたい!」という方に、おすすめの本を紹介します!
はじめてのUIデザイン
一般的なコンポーネントの名称やデザインのプロセス等、UIデザインの基本を学べる本です。
また、下記のようなデザイナーとしての心持ちに触れている点も特徴的でした。
- デザイナーはユーザーがUI上でどのような情報を目にし、目的を達成するためにどのように行動するのか、といった本質に向き合い、明らかにしながら進める必要がある
- デザイナーも数字を基にデザインを作る・評価する姿勢が求められている
これからUIデザインにガッツリ取り組んでいきたい方はもちろん、これまで紙やWebのデザインをメインでやっていたけど、UIデザインに興味がある!という方にもおすすめです。
また、本の価格がお手頃ですし、文章も読みやすいので最初の1冊として手に取りやすい本だと思います。
インタフェースデザインの心理学
インタフェースデザインについての心理学的アプローチを紹介した本です。
シンプルに心理学がおもしろいなぁと思ったのと、論文の引用・参考文献が明示されているので説得力があります。
実例が豊富なため、実際のUIデザイン業務の中でユーザー心理を考えるための手がかりになるような本だと思いました。
また、100のトピックに分かれていて、どこからでも読めるので、息抜きに気になった所だけ読むのも良いと思います。
Sociomedia ヒューマンインターフェース ガイドライン
こちらは本ではなく、ソシオメディアさんが公開されているWebページになります。
無料で読めますし(2023年4月現在)、100ページありますが各ページの文章量は少なめなので、サクッと読めるのでおすすめです!
『インタフェースの心理学』と同様に実例が豊富で、すぐに使える知識が盛りだくさんです!
一方、抽象的な内容もあり、「デザインは新しい意味を提案する」は読んでいてデザインへの気持ちが高まりました。笑
UIの考え方を学びつつ、デザインへの気持ちを高めていきたい方へおすすめです!
融けるデザイン
デジタルプロダクトのUIにとどまらない、あらゆるデザイン領域で応用できる考え方を学べる本です。
一口にこの本の内容をまとめる事が難しいのですが、下記のワードでビビっときた方は是非手にとってみてください。
- 人間を中心にしたデザイン発想の技術
- 道具はどのようにしたら「透明」になるのか
- 投げたボールはどこまで身体か?
- iPhoneの GUIがなぜ気持ち良いか
- 情報の道具化
総じて「体験のデザイン」の重要性が説かれていて、UI・UXデザインの魅力・おもしろさを感じたい方へおすすめの本です!
UXデザインをはじめる本
UXデザインの基本を学べる本です。
- ユーザビリティ評価
- プロトタイピング
- ペルソナ
- ユーザー調査
- カスタマージャーニーマップ
など、メジャーな手法を学ぶことができます。
また、UXデザインが浸透していない組織の中で、「どうUXデザインを導入していくか?」という視点があり、導入活動の取り組みについても知ることができます。
UXデザイナーの方はもちろん、UIデザイナーとしてUXデザインの考え方や手法も知っておきたい!という方へおすすめです
最後に
以上、「UI・UXデザインをはじめたい!」という方におすすめの本を紹介でした!
みなさまのUX・UIデザインの活動にお役立ていただければ幸いです。
また、ブックウォーカーでは好奇心旺盛なデザイナーを募集しています!
ユーザー体験を一緒に考え、デザインしませんか?
もしご興味ありましたら下記のページで弊社の雰囲気を感じていただけますと幸いです!